海外製の激安スマホは使える?1万円台のスマホから見るSIMフリースマホの未来!
最終更新日:海外製SIMフリースマホの高性能化が進んでいます。以前までは1万円台のSIMフリースマホは1GBメモリに8GBのストレージが当たり前でした。それが、今では2GBメモリに16GBストレージに進化しています。実際のメイン端末として激安スマホが使えるのかを解説します。
販売中の注目SIMフリースマホはすべて海外メーカー製
格安SIMが登場してから、通信費は劇的に削減されました。
その背景には、低価格なのにパフォーマンスも兼ね備えたスマホが登場してきたことも大きな要因です。
それをよそにiPhoneなどのハイスペック機は、定価10万円近くで販売されています。
しかし、本当のところどれが適正な本体価格なのかが分かりづらくなってきます。
今回は、1万円台で購入できるスマホがどれくらいのパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
価格帯によって、コスパを意識しながらスマホ選びができるようになります。
※この記事は2016年末に執筆したものです。最新の1万円台のスマホの情報は以下の記事に記載されています。
ASUS Zenfone Live
画面サイズ | 5.0インチ |
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ストレージ | 16GB |
メモリ | 2GB |
OS | Android™ 6.0.1 |
カラー |
HUAWEI nova lite
画面サイズ | 5.2インチ |
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ストレージ | 16GB |
メモリ | 3GB |
OS | Android™ 7.0 |
カラー |
ASUS(エイスース)・HUAWEI(ファーウェイ)の2社が、日本を含む世界のSIMフリースマホ市場を牽引しています。
ASUSは台湾メーカー、HUAWEIは中国メーカーです。
アジア圏内で開発されるSIMフリースマホが人気
台湾も中国も、日本のすぐ近くにある国です。
世界で売れてるとはいえ、中国メーカーは少し不安ですよね。
私が格安SIMへ乗り換えたときも「いい加減、毎月こんなに高い通信費は払いたくない!」と感じて、信頼していたキャリアに別れを告げて格安SIMへ乗り換えました。
それと同じで、「日本のスマホは世界基準」と思い込み、なかなか離れられない人が多いようです。
しかし、もはや日本のスマホは世界基準ではありません。
大手キャリアがSIMロックという縛り、そして割引をエサにした「2年縛り」で消費者を囲い込んでいました。
そのぬるま湯の中で、日本のスマホメーカーはどんどん力を失って、世界で見ると日本のスマホはほとんど注目されていないのが現状です。
実際に、香港や台湾で見かける日本メーカーのスマホはSONYだけです。そのSONYでさえもショーケースの端っこで目立つことなく、サムスンやアップルに隠れていました。
先ほど紹介した2社は積極的に製品開発を進め、「低コストでもパフォーマンスに優れたスマホ」を次々に世に送り出しています。
そんな中、中国国内では日本円で1万円台スマホが登場しています。
以前から、1~2万円の価格で購入できるスマホはありました。しかし、メモリ1GBで内部ストレージが8GBという少し物足りないスペックのものが多いといった印象でした。
1万円台のSIMフリースマホ2種を徹底比較
1万円台で購入できるSIMフリースマホ2種の
- 販売価格
- カメラ性能
- バッテリー
- 指紋認証
販売価格や、各種性能について紹介します。
販売価格
ASUS Zenfone Live | 21,780円 |
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HUAWEI nova lite | 21,780円 |
Zenfone LiveとHUAWEI nova liteの価格は同じです。
カメラ性能
ASUS Zenfone Live | 背面:1,300万画素 前面:500万画素 |
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HUAWEI nova lite | 背面:1200万画素 前面: 800万画素 |
Zenfone Liveもnova liteも、カメラの画素数は標準的。カメラ性能にこだわりを持っていない方なら、充分活用できるでしょう。
バッテリー
ASUS Zenfone Live | 2,650mAh |
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HUAWEI nova lite | 3,000mAh |
Zenfone Liveのバッテリーは標準的ですが、HUAWEI nova liteのバッテリーは3,000mAhと電池持ちが良いです。
長時間スマホを操作することが多い方は、HUAWEI nova liteがおすすめ!
指紋認証
指紋認証機能ですが、Zenfone Liveに指紋認証機能はありません。
HUAWEI nova liteには指紋認証機能があります。
セキュリティ面に不安のある方は、HUAWEI nova liteが良いでしょう。
おすすめはミドルスペック以上?
では、低価格なSIMフリースマホのおすすめの使い方について解説します。
やはり1~2万円台前半のスマホはサブ機のような使い方が理想で、メインで楽しむには不向きです。
2万円台後半からの価格になりますが、充実した機能が搭載されているミドルスペックスマホを選ぶほうがコスパには優れていると思います。
新興メーカーに注意が必要?
1万円台のスマホがどのくらいのレベルなのかを見ていただきましたが、日本で販売しているメーカーでもODM(委託生産)で展開を行っているケースがあります。
特に新興メーカーはODMで設備投資などを極力抑え、宣伝広告費に資金を注ぐ傾向にあります。
そのため、中国の製造メーカーが作る安価なスマートフォンをネーミングやデザインだけ変えて、日本の市場に流しています。
まとめ:海外製の激安スマホは使える!
今回紹介した1万円のスマホから分かることは、今後まだまだSIMフリースマホ業界では海外勢が牽引していくことは間違いないでしょう。
それは悪い展開ではなく、日本もやっと世界のトレンドを時間差なく取り入れることができる時代が開けたわけです。しっかりとした基準を持って、スマホ選びをしていきましょう。
すまっぴー編集部は、格安SIM・格安スマホ比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。