【大手キャリアVS格安スマホ】デメリット・メリットを徹底比較!
最終更新日:大手キャリアから格安スマホに乗り換えるにあたって気になるのは格安スマホのデメリットでしょう。大手キャリア、格安スマホの双方のメリット・デメリットをしっかりと解説。自分が乗り換えるべきかを比較して判断しましょう。
毎月、スマホ代をなんとなく支払っていませんか?2019年5月に行ったすまっぴー独自の調査では、キャリアユーザーの月額の平均は6,243円でした。
スマホ代が安くなると固定費の節約にもつながって好きなことに使えますよね。格安SIMに乗り換えると、月額2,000円~3,000円に抑えられます。
とはいえ、3,000円も安くなるのだから「安かろう悪かろう」と思ってしまうのも当然です。
そこで、この記事では大手キャリア代表のドコモと格安スマホ代表のmineoで徹底比較を行い、それぞれのメリットとデメリットをしっかり解説します!
大手キャリアと格安スマホの比較表
キャリア | 格安SIM | |
---|---|---|
月額 | 高い | 安い |
通信速度 | いつでも速い | お昼は遅い |
かけ放題 | ある | 通話パックや10分間かけ放題ならある |
端末 | 最新の端末がある 高い | 安いものもある 最新のiPhoneやGalaxyはない |
初期設定 | スタッフにおまかせ | 自分でやる |
サポート | 近所のショップで対応 | 電話でのサポート |
LINEのID検索 キャリア決済 キャリアメール | 可能 | 不可 |
すまっぴーおすすめの格安スマホは楽天モバイルとBIGLOBEモバイル
大手キャリアの機種変更ならオンラインショップが待ち時間なくおすすめ
《料金》圧倒的に月額料金は格安SIMの方が安い!
格安スマホの最大のメリットは月額料金の安さです。実際どれくらい安くなるのか比べてみましょう。
ドコモでGalaxy S10 SC-03Lを24回払いで購入し、プランはギガホを選択した時の月額は8,648円です。
楽天モバイルでGalaxy S10を24回払いで購入し、使い放題プランであるRakuten UN-LIMITを契約した時の月額は10,912円になります。
- ドコモの内訳:端末代99,250円÷24ヶ月+ギガホ7,865円=12,003円
- 楽天モバイルの内訳:端末代99,800円÷24ヶ月+Rakuten UN-LIMIT3,278円=6,760円
基本料金だけを比較すると4,000円以上安くなります。家族4人なら1年で20万円貯まるので、浮いたお金でいい旅行にも行けますね!
もちろん、安い端末を選んだり現在利用しているスマホで格安SIMを使ったりすればさらに月額を抑えられます。
料金で選ぶならイオンモバイル
イオンモバイルは月額528円から利用できる格安SIMです。
データSIM (ネットのみ) | 通話SIM (ネット+通話) | |
---|---|---|
0.5GB | - | 1,298円 |
1GB | 528円 | 1,408円 |
2GB | 858円 | 1,518円 |
4GB | 1,078円 | 1,738円 |
6GB | 1,628円 | 2,178円 |
8GB | 2,178円 | 2,948円 |
12GB | 2,948円 | 3,608円 |
20GB | 4,378円 | 5,148円 |
30GB | 5,478円 | 6,248円 |
40GB | 7,128円 | 7,678円 |
50GB | 9,328円 | 9,878円 |
データSIM (ネットのみ) | 通話SIM (ネット+通話) | |
---|---|---|
0.5GB | - | 1,243円 |
1GB | 528円 | 1,408円 |
2GB | 858円 | 1,518円 |
4GB | 1,078円 | 1,738円 |
6GB | 1,628円 | 2,178円 |
8GB | 2,178円 | 2,948円 |
12GB | 2,948円 | 3,608円 |
20GB | 4,378円 | 5,148円 |
30GB | 5,478円 | 6,248円 |
40GB | 7,128円 | 7,678円 |
50GB | 9,328円 | 9,878円 |
とにかく月額を安くしたい方にはイオンモバイルがおすすめです!
《通信速度》格安SIMはキャリアの通信速度に絶対勝てない
格安SIMの最大のデメリットは通信速度がキャリアよりも遅い点です。格安SIMはキャリアから回線をレンタルしているので、キャリアから格安SIMに乗り換えると確実に通信速度が落ちます。
とくに、お昼は回線が混雑して通信速度がグンと落ちます。今まで大手キャリアを利用していた方は「電波悪いな~」と感じることもあるかもしれません。
とはいえ、四六時中遅いわけではありませんし、お昼の時間帯に爆速で通信を行うような日課がある方でない限り気にする必要はないと思います。日常でそれなりに利用する分にはお昼に1Mbps出てれば十分です。
とくに、多くの格安SIMは回線が混雑する時間帯(お昼や夕方など)には通信速度が1Mbpsを切ることもしばしばあります。
速度重視で格安SIMを選ぶならUQモバイル
もし通信速度が不安なら、他の格安SIMより料金は高めですがauのサブブランドのUQモバイルを選ぶといつでも快適な速度で通信を行えます。
すまっぴーでは毎月通信速度を計測していますが、UQモバイルは毎回ケタ違いの速度を叩き出しています。
《かけ放題》格安SIMの10分間かけ放題はかなり実用的
大手キャリアを使っている方の中には、24時間かけ放題が良いから契約し続けているという人も多いでしょう。
とはいえ、仕事などでばりばり電話をする人以外であれば、プライベートで電話をするタイミングはほとんどないですよね。
友だちに電話する時はLINE通話を代用しているという人も実際増えてきています。なので、電話をかけるシチュエーションというのは結構限られており「急用がある時」「お店の予約」「宅配便の再配達の電話」など数分で済む電話が挙げられます。
MVNOでは完全かけ放題の提供は少ないですが、ワイモバイルのように、10分かけ放題などの「時間制限付きの通話オプション」を提供しているMVNOがほとんどです。
完全なかけ放題がある点はキャリアの大きなメリットなので、電話をよくかける方は格安SIMよりキャリアの方が良いでしょう。
完全かけ放題ならワイモバイル!
ワイモバイルなら10分かけ放題が全ての音声プランに付帯していて、別途月額1,000円を支払うと完全かけ放題を付けることもできます。
なお、前述したRakuten UN-LIMITはプランに無制限かけ放題が組み込まれています!
《端末》格安SIMはミドルスペックモデルが安い
最新のiPhoneやGalaxyなどが購入できる点はキャリアのメリットでもありますが、キャリアで販売しているスマホはハイエンドモデルやフラッグシップモデル(いわゆる各メーカーの最上級モデルやエントリー向けモデル)、スマホ初心者や高齢者など向けのモデルが中心で、フラッグシップモデルは当然高価ですし、端末補助サポートを利用しない場合はエントリー向けのモデルでも最低3万円はします。
一方で、格安SIMを提供するMVNOの多くは、ミドルレンジモデル~ハイエンドモデルとエントリー向けモデルの中間に位置づけられているモデルとエントリー向けモデルを中心に販売しています。
そのため、大手キャリアで販売しているスマホは8万~15万円の価格帯と3万円~5万円の価格帯が多いのに対し、MVNOでは2万~8万円の価格帯が中心に販売されています。
端末セットならOCNモバイルONE!
端末を購入するなら圧倒的にOCNモバイルONEがおすすめです。
以下は人気端末「OPPO Reno A」を販売価格を比較した表です。(2020年4月現在の価格)
価格 | |
---|---|
OCNモバイルONE | 27,000円 |
IIJmio | 32,780円 |
mineo | 38,280円 |
LINEモバイル | 39,380円 |
Reno Aに限らず、OCNモバイルONEは端末の大幅割引セールを行っているので端末セット購入におすすめです。
《サポート》キャリアは全国各地に7,000以上のショップを構えサポートが充実!
キャリアショップでは初期設定や修理対応など、スマホで困ったことがあればスタッフの方が対応してくれます。また、ショップで購入した端末はスタッフが初期設定を行うので、手渡された段階ですぐに使えるようになっています。
実は、ドコモショップだけでも全国に2,300店舗以上存在します。近くにショップがあれば急にスマホが使えなくなったり困ったことがあったりしても安心できます。
一方、楽天モバイルショップは徐々に店舗数を拡大していて、格安SIMの中ではかなり多い方ですが、キャリアショップには及びません。
基本的に格安SIMは店舗数が少ないのでトラブルがあっても自分で解決する必要があります。そのため、「なにかあっても近くのショップで相談できるからキャリアは安心!」という考えの方には格安SIMは向きません。
楽天モバイルやUQモバイルは店舗数が多くておすすめ!
楽天モバイルやUQモバイルは店舗数が非常に多いので、ショップで気軽に契約できる点がおすすめです。
しかしながら店舗での解約ができない点は注意しましょう。
《その他》キャリアから格安SIMにしてできなくなったこと
以下は個人的に感じた格安SIMの細かいデメリットです。
格安SIMではキャリアメールが使えない
格安SIMでは「~@docomo.ne.jp」などのキャリアメールが使えません。そのため、一部サービスに登録できないことがあります。
例えば、ゆうちょダイレクトを利用するにはキャリアメールアドレスが必要です。例外でワイモバイル、mineo、楽天、UQモバイルのメールアドレスは登録できます。
キャリア決済が使えない
「d払い」や「ソフトバンクまとめて払い」のようなキャリア専用の決済は格安SIMでできません。ワイモバイルのみソフトバンクまとめて払いが使えます。
格安SIMはLINEのID検索ができない
格安SIMはLINEの年齢認証が基本的にできないのでID検索を使えません。例外としてワイモバイルとLINEモバイルは年齢認証できます。
この問題はQRコードやふるふるで交換すれば問題ありませんし、対面でない場合はQRコードやQRコードのURLを送れば解決します。
メリット・デメリットを把握し自分に合うスマホを選ぼう
格安スマホのメリット | おすすめポイント | おすすめMVNO |
---|---|---|
格安スマホなら スマホをお得に運用できる | 月額528円〜利用できるイオンモバイルなら よりスマホをお得に運用できるからおすすめ! | イオンモバイル |
格安スマホのデメリット | おすすめポイント | おすすめMVNO |
格安スマホはかけ放題が少ない | 楽天モバイルは無制限かけ放題付き | UQモバイル |
格安スマホは通信速度が落ちやすい | UQモバイルなら通信速度の質が高いから快適! | UQモバイル |
格安スマホの実店舗が少ない | 全国展開しているイオンの中にイオンモバイルの店舗があるから安心! | イオンモバイル |
大手キャリア、格安スマホどちらにもメリット、デメリットはあります。
大手キャリアと格安スマホで悩んだ際には、単純に表面的なメリット、デメリットだけで選ぶのではなく、その理由までしっかりと把握した上で検討して、自分にあうスマホを選びましょう。
【まとめ】大手キャリアが向いている人と格安SIMが向いている人
格安スマホをより詳しく検討したい
下記リンク記事で実際に利用したMVNOの19社を比較し、それぞれの希望に合ったおすすめのMVNOを紹介しているのでチェックしてみましょう!
すまっぴー編集部は、格安SIM・格安スマホ比較に関するコンテンツの企画、制作、編集しています。