ガラケーと格安スマホの料金・機能を徹底比較【大手キャリアVS格安スマホ】
最終更新日:ガラケーと格安スマホの料金を徹底比較。ガラケーからスマホに乗り換えたいと考えた際に最もネックになるポイントが料金です。ガラケーの平均利用料金は約3,080円と言われていますが大手キャリアのスマホは約7,150円と2倍以上です。しかし、格安スマホであればガラケーと同等の料金で利用できます。
スマホの普及が進むなかガラケーの人気も根強く、2台持ちを含めたガラケーユーザーは1,000万人と言われています。今回はガラケーとキャリアスマホ、ガラケーと格安SIMフリースマホの料金等を比較しながら解説します。
キャリアスマホの料金はガラケーの2倍以上
ガラケーはキャリアスマホに比べて料金を抑えることができます!
ガラケーのプランでオススメできるのは、電話し放題のプランです。
「電話し放題のプラン」とは?
電話し放題のプランでガラケーを割安に持てるのは
- au
- ソフトバンク
の2社です。
auのガラケー簡単ケータイK012は、かけ放題プランだけの場合、毎月割が適用外なので毎月2,613円です。
ソフトバンクのほうは、ガラケーの他のキャリアからのMNP(転出)に対して「ガラケーのりかえ割」というキャンペーンを実施しており、このキャンペーンを利用すれば、機種代金込みだと3年間1,628円で、電話し放題が可能です。
ドコモは「かけ放題プラン」を取り扱っていないの?
ドコモの場合、カケホーダイというプランにすると、パケットパックへの加入をしないと毎月のサポートを適用できないため、結果的に他より高くなってしまいます。
キャリアが提供しているスマホの料金プランの相場
3大キャリアのスマホには様々なプランがありますが、最も低価格のプランは月額5,000円程度。
上述のauのプランと比べると2倍以上、同じくソフトバンクのプランと比べると3倍以上もスマホの料金のほうが高いということになります。
格安スマホならガラケーより安くなる!?
格安SIMフリースマホとガラケーの月額料金を比べると、どうでしょうか。
会社名 | 最安価格 | おすすめポイント |
---|---|---|
楽天モバイル | 月額577円〜 | 楽天スーパーポイントがつく 5分通話無料のオプションサービスが利用できるプランがある キャンペーンが豊富で人気スマホを安く購入できる |
mineo | 月額770円〜 | ドコモ回線とau回線の格安SIMカードを取り扱っている ユーザーサポートが充実している 満足度が高い |
TONEモバイル(トーンモバイル) | 月額1,000円 | 料金プランが1つだけとシンプル お子さまやお年寄りにもたせやすい 無料サポートが充実している |
上記3社について、見てみましょう。
【楽天モバイル】は料金プランが豊富
楽天モバイルでは
- 自由に組み合わせることができる組み合わせプラン
- 通話オプションもコミコミのスーパーホーダイ
上記2つの料金プランを展開しています。
組み合わせプラン
プラン | 通話SIM | 050データSIM(SMSあり) | データSIM(SMSなし) |
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,375円 | 709円 | 577円 |
3.1GBプラン | 1,760円 | 1,022円 | 990円 |
5GBプラン | 2,365円 | 1,727円 | 1,595円 |
10GBプラン | 3,256円 | 2,618円 | 2,486円 |
20GBプラン | 5,225円 | 4,587円 | 4,055円 |
30GBプラン | 6,765円 | 6,072円 | 5,995円 |
日常的にネットやアプリを利用する方には1,760円(高速通信量3.1GB)のプランがオススメです。
ネットやアプリの利用に加えて、音楽や動画を見る頻度が高い方におすすめのプランは、月額2,365円(高速通信量5GB)です。
ネットを使わない、またはWi-Fiと併用して利用する方には月額1,375円(高速通信なし)のプランがあります。
楽天モバイルの通話オプションサービスはいくら?
楽天でんわアプリを通して電話すれば、通話料を通常の半額にすることが可能です。
また、月額935円で5分以内の通話がすべて無料になるオプションがあるので、頻繁に通話を利用する人は5分以内の通話無料オプションサービスが安心です。
通話オプションサービスも含まれたスーパーホーダイという料金プランもあり、通話を楽しみたい方は下記の料金表を参考にしてください。
スーパーホーダイ
プランS | プランM | プランL | |
---|---|---|---|
月額料金 | 2,178円(楽天会員割適用時) 1,628円(ダイヤモンド会員割適用時) 3,278円(楽天会員じゃない方のみ) | 3,278円(楽天会員割適用時) 2,728円(ダイヤモンド会員割適用時) 4,378円(楽天会員じゃない方のみ) | 5,478円(楽天会員割適用時) 4,928円(ダイヤモンド会員割適用時)6,578円(楽天会員じゃない方のみ) |
データ通信量 | 2GB | 6GB | 14GB |
通話 | 5分以内の国内通話が回数無制限かけ放題 |
楽天会員なら、2,178円から利用できるお得なプランとなっています!
ダイヤモンド会員の場合、1,628円から利用することが可能です。
【mineo】はドコモ回線とau回線に対応しているマルチキャリア
2018年4月現在、マルチキャリアに対応しているMVNOは多くありますが、mineoは業界で初めてマルチキャリアに対応したMVNOです。
- Dプラン(ドコモ回線)
- Aプラン(au回線)
まず、上記2プランの料金をまとめました。
Dプラン(ドコモ回線)
データ容量 | シングルタイプ(データ通信) | デュアルタイプ音声通話) |
---|---|---|
500MB | 770円 | 1,540円 |
1GB | 880円 | 1,650円 |
3GB | 990円 | 1,760円 |
6GB | 1,738円 | 2,508円 |
10GB | 2,772円 | 3,542円 |
20GB | 4,378円 | 5,148円 |
30GB | 6,490円 | 7,260円 |
Aプラン(au回線)
データ容量 | シングルタイプ(データ通信) | デュアルタイプ音声通話) |
---|---|---|
500MB | 770円 | 1,441円 |
1GB | 880円 | 1,551円 |
3GB | 990円 | 1,661円 |
6GB | 1,738円 | 2,409円 |
10GB | 2,772円 | 3,443円 |
20GB | 4,378円 | 5,049円 |
30GB | 6,490円 | 7,161円 |
mineoは満足度が高い
mineoは、人気の高いMVNOです。
MMD研究所が発表した「MVNO別の満足度ランキング」では、mineoと契約した人が一番満足しているという結果が発表されました。
月額1,441円から格安スマホとして利用できます。
料金プランが豊富
プランの選択肢が豊富な点も魅力で、データ容量は
- 0.5GB
- 1GB
- 3GB
- 6GB
などから選べるほか、ネットを少しだけ使いたい人、いわゆる「2台持ち」をしたい人向けなど、多様なニーズに合った様々なプランがあります。
【TONEモバイル】はサポートが充実
シンプル1プラン | |
---|---|
基本月額 | 1,000円(税抜) |
データ通信容量 | 容量無制限 |
通話 | IP電話 |
サポート | ツタヤ店舗サポート/電話サポート/スマホ教室/遠隔・家族間サポート/置くだけサポート |
TSUTAYAのスマホ、TONEモバイルで、無料のサポート体制が人気を集めています。
TONEモバイルのサポートは3つある
具体的なサポートの内容としては
- 電話による遠隔サポート
- TSUTAYA店舗における対面サポート
- 分かり易いWEBマニュアル
などが用意されており、特に、お年寄りやスマホ初心者の方に人気です。
月額料金が1,000円と安い
月額料金は1,000円で、無駄なオプション等がないため料金が割高になる心配もありません。
端末代も約20,000円と良心的です。支払いを分割にしても、トータルで月額2,000円から3,000円程度です。
格安スマホとガラケー2台持ちのメリット
現在、大手キャリアでガラケーを購入し、かけ放題プランを利用すると1ヶ月で2,420円となります。
スマホのかけ放題プランは2,970円となりますので、ガラケーであれば550円お得にかけ放題を利用できます。
格安スマホならキャリアと比べて格安に!
格安SIMで3GBの契約をしたとしても約3,520円程度ですから、auで同じ3GB、かけ放題を利用した際の7,590円と比べほぼ半額となります。
- 通話料金
- データプラン
- ほか諸経費
- 端末代
なども加算されるため、実際に毎月3,000円台で利用できるわけではありません。しかしそれはスマホであっても同じことなので、ほぼ半額で利用できるということに間違いはありません。
通話はガラケーで1回何分会話をしても定額の2,420円。データ通信は格安SIMでSIMフリースマホを使って3GBで約1,000円。
ガラケーとスマホの2台持ちは月額の料金を抑えられるだけではありません。
電話機として使い勝手のよいガラケーを通話専用で使えたり、スマホでデータをチェックしながらガラケーで通話できるといったメリットもあります。
スマホとガラケー2台持ちのデメリット
ガラケーと格安スマホの2台持ちにするデメリットが3つあります。
持ち運びが不便
近所に買い物に行く程度であればガラケーだけ持っていくことも可能ですが、仕事や遊びで長時間外出するとなると、当然ガラケーとスマホの2台を持ち歩く必要があります。
常に持ち歩くとなるとコンパクトとはいえ、かさばってしまい持ち運びが面倒となってしまいます。
また、どちらか1台をどこかに置き忘れてしまうという事態も起こりがちです。
常に2台の充電が必要になる
2台持ちの場合、常にガラケーと格安スマホの2台を充電しなければなりません。
コンセントが足りない場合などの状況を考えると、充電に時間がかかります。
契約や乗り換えの手間が増える
基本的に通常は1台のところを2台に増やすわけですから、契約手続きなどにかかる手間は倍となってしまいます。
契約や乗り換えなど、より安いプランが出た時のチェックを怠ると高い契約と知らずに続けるといったことも考えられます。
格安スマホに乗り換えればLINEやネットが楽しめる
格安スマホは、楽天モバイルやmineoのプランを選べば、ガラケー同等程度の料金で利用できることが分かりました。
格安スマホを利用する他のメリットは、インターネットや、コミュニケーションアプリの「LINE」(ライン)を利用できることです。
SMS機能付きの格安SIMカードを選ぼう
LINEを利用するためには、SMS(ショート・メッセンジャー・サービス)対応の格安SIMカードが必要です。認証の手続きを簡単に行えるうえ、LINE電話の発信者電話番号の通知も利用可能です。
なお、SMS対応の格安SIMカードは、SMS非対応の格安SIMカードよりも月額料金が165円ほど高くなります。しかし、SNSやネットサービスでの二段階認証でもSMSを使いますので、SMS対応のカードを用意しておけば安心です。
ガラケーの最安価格
ガラケーの月額料金は最も安いレベルのもので
会社名 | 最安価格 |
---|---|
au | 2,613円 |
ソフトバンク | 1,628円 |
3大キャリアのスマホの月額料金の半額から3分の1程度だということが分かりました。
おすすめの格安スマホ会社3選
格安スマホには様々なプランがありますが
上記3社ならガラケーの料金よりもお安くなりますので、ガラケーユーザーの方は是非格安スマホの利用を検討してください。
格安スマホを購入する際はSMS機能付きの格安SIMカードを使えば、ネットに接続できますしLINEも利用できるので大変便利です。